東京〜大阪で新幹線早特きっぷの購入には会員登録が必要

「東京〜新大阪間の新幹線には、飛行機のような早割はないのか?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

 

飛行機のチケットは、基本的に誰でも早く購入すれば料金は安くなります。
ところが、新幹線のチケットは誰でも早く買えば安くなるというわけではありません。

 

東京〜大阪の新幹線料金は、いくつかの方法で安くすることができます。
ところが、その中に「早特きっぷ」は2種類しかなく、しかも、購入には会員登録が必要です。

 

事前に会員登録しなければ利用できないのは、エクスプレス予約またはスマートEX
どちらかの会員であれば、早特きっぷ(早割)を購入することができます。

 

では、その早特きっぷはどのようなものなのか?

 

東京〜大阪の新幹線料金が安くなる早特きっぷ

エクスプレス予約かスマートEXに会員登録すれば、東京〜大阪間でも早特きっぷの購入が可能。
その早特きっぷとは?

EXのぞみファミリー早特

エクスプレス予約かスマートEXで3日前までに予約すると安くなる早特きっぷ。
使えるのは土日祝日限定で2人以上の場合で、普通車指定席12,570円、グリーン車14,670円。
駅で購入する普通料金のきっぷと比較して、普通車で2,150円、グリーン車で4,920円安くなります。

 

EX早特21

「EX早特21」は21日前までの予約が必要で、利用できるのは「のぞみ」普通車指定席のみ。
料金は東京〜大阪片道11,200円とEXのぞみファミリー早特よりもお得ですが、列車の時間帯に制限があり朝6時台と11〜15時台発の列車限定です。

 

EXグリーン早特

3日前までの予約で「のぞみ」「ひかり」のグリーン車に14,670円で乗ることができます。
東京〜新大阪間で利用できる列車は、朝6時台に出発する「のぞみ」と終日の「ひかり」。
早朝の列車を利用する以外には、基本的には「ひかりグリーン車に安く乗れる早割きっぷ」と考えていた方がいいでしょう。

 

EXこだまグリーン早特

3日前までの予約で「こだま」のグリーン車に11,410円で乗ることができます。
年末年始等は利用できませんが、列車の制限もなく6人まで利用できます。

 

EXこだまファミリー早特

「こだま」普通車指定席とグリーン車に安く乗れる早特きっぷ。
3日前までの購入が必要で、2人〜6人まで利用することができます。
料金は普通車は10,080円、グリーン車11,100円と「ぷらっとこだま」よりも安いです。
「こだま」であれば終日の列車で利用することができます。

 

 

東京〜新大阪間で利用できる新幹線の早特きっぷは以上です。
いずれもエクスプレス予約かスマートEXへの会員登録が必要です。

 

早特きっぷを利用した時の料金は?

どうしてもエクスプレス予約の早特を利用したい時、往復の合計料金はどのようになるのか?
列車の種類や座席に関係なく、早特の料金順にご紹介していきましょう。

EXグリーン早特 往復29,340円(のぞみ・ひかり)
EXのぞみファミリー早特 往復29,340円(のぞみグリーン車)
EXのぞみファミリー早特 往復25,140円(のぞみ指定席)
EXこだまグリーン早特 往復22,820円(こだまグリーン車)
EX早特21 往復22,400円(のぞみ指定席)
EXこだまファミリー早特 往復22,200円(こだまグリーン車)
EXこだまファミリー早特 往復20,160円(こだま指定席)

 

 

このように、エクスプレス予約に会員登録していれば早特きっぷを利用することができ、東京〜大阪の新幹線料金は間違いなく安くなります。
しかし、往復&宿泊で新幹線を利用する方には、早特きっぷを利用するよりも新幹線宿泊パックを利用した方がずっとお得です。

 

例えば、2人でエクスプレス予約「EXのぞみファミリー早特」を利用して東京〜大阪を往復し、1泊7,000円で宿泊すると、往復&1泊の合計は1人32,140円です。
ところが、新幹線宿泊パックを利用して同じホテルに泊まると、往復&1泊の合計料金は27,000円
往復&1泊の合計料金で比較すると、格安な早特きっぷより新幹線宿泊パックの方が1人5,000円以上、2人で約10,000円安いです。

 

「のぞみ」料金が最も安い「EX早特21」を往復で利用したとしても、往復+宿泊の合計料金は新幹線宿泊パックの方が安いです!

 

東京〜新大阪間の「のぞみ」「ひかり」で利用できる「早特きっぷ」も、最も一般的な旅行では最低価格ではありません。

 

なお、大阪発⇒東京へ日帰りでの往復なら、「トーキョーブックマーク日帰りプラン」は「のぞみ」指定席往復で17,800円〜18800円とお得です!