東京〜新大阪で使えるエクスプレス予約
新幹線には割引価格で予約できるサービスがいくつかあり、乗車区間によって使えるものが違います。
東京〜新大阪の東海道新幹線で使える予約サービスがエクスプレス予約。
エクスプレス予約にはエクスプレスカード(もしくはJ−WESTカード)という専用クレジットカードが必要で、年会費は1,000円(税抜)。
年会費がかかっても新幹線には安く乗ることができます。
以前は必ず専用クレジットカードが必要でしたが、現在は持っているクレジットカードを利用することができます。エクスプレス予約の対象カードなら、サービス年会費を追加して支払えば、専用クレジットカードを新たに作る必要はありません。
では、エクスプレス予約はどのように利用することができて、東京〜大阪ではどんなきっぷを購入することができるのか?
エクスプレス予約の使い方
まず、エクスプレス予約を利用するには、専用のクレジットカードが必要です。
東京の方はエクスプレスカードで問題ありませんが、大阪の方はJ-WESTカードの方が他の新幹線も割引になるので使いやすいでしょう。
専用クレジットカードが届いたら、ネットで列車を予約することができます。
乗車する区間・列車・座席を選択し予約します。
列車に乗る際には、専用ICカードで改札を通るか、複数での乗車なら専用発券機できっぷを発券します。
東京〜大阪で使えるエクスプレス予約のきっぷは?
まず、当日でも予約できるEX予約サービスは、普通車指定席料金が13,620円。
土休日で2人以上限定の「EXのぞみファミリー早特」を3日前までに予約すると片道12,570円。
21日前までに予約が必要な「EX早特21」を利用すれば、片道料金は11,200円。(列車は限定)
「こだま」に乗るなら、2人以上から利用できる「EXこだまファミリー早特」が10,080円。
グリーン車なら「EXグリーン早特」と「EXのぞみファミリー早特」で14,670円。
「こだま」グリーン車なら「EXこだまグリーン早特」で11,410円、「EXこだまファミリー早特」で11,100円。
東京・品川〜新大阪ではこのようなチケットで新幹線に乗ることができます。
参考⇒早特きっぷ(早割)は会員のみ購入可
では、このエクスプレス予約は、東京〜新大阪で新幹線に乗る時、どのようなケースでお得なのか?簡単にご紹介したいと思います。
東京〜新大阪でエクスプレス予約がお得なのは?
東京〜大阪を新幹線で移動するには、いろいろなケースがあります。
ここでは、エクスプレス予約を使った方がお得なケースをご紹介します。
日帰り
トップページ「新幹線で東京〜大阪を格安に往復する方法5つ」で比較していますが、宿泊する方は新幹線宿泊パックを使った方が断然安いです。
ところが、日帰りの場合は使えませんので、エクスプレス予約を使った方が安いです。
特に早特を使って事前に予約しておくと料金は格安です。
往復の区間が違う場合
行きは東京→新大阪、帰りは京都→東京という場合、エクスプレス予約を使うとお得です。
エクスプレス予約なら東京〜新大阪の東海道新幹線区間以外に、山陽新幹線区間も利用可能。
ただし、新幹線以外の在来線などは予約できませんので注意が必要です。
実家への帰省
年末年始やお盆・ゴールデンウィークなど、新幹線が混雑する時期には金券ショップで売っている新幹線格安チケットは使えません。
ところが、エクスプレス予約は年中利用可能なので、混雑する時期の帰省でも割引価格で新幹線に乗ることができます。
東京〜大阪間であれば、1往復すれば年会費を払ってでもお得です。
ただし、早特は帰省ラッシュの時期には利用できませんので注意しましょう。
このように、いろいろなケースでお得に使えるエクスプレス予約ですが、少々使いにくい点があるので、使い慣れていない方は注意しておきましょう。
エクスプレス予約の注意点
2人以上での利用
2人以上で一緒に新幹線に乗る時は、1人で利用する時と違いICカードは利用できません。
2人分のチケットを予約する時は、人数分のきっぷを専用券売機で発券する必要があります。
なお、以前は会員限定の早特きっぷもありましたが、現在使える早特は複数での利用が可能。
同じようにきっぷを発券してしようすることができます。
在来線との乗り継ぎ
エクスプレス予約で予約したきっぷは、新幹線の駅〜新幹線の駅までしか利用できません。
例えば、新大阪から新宿へ行く場合、通常きっぷならそのまま在来線に乗れますが、エクスプレス予約を利用する場合には、東京駅から新宿駅までは別途料金が必要です。
このように、エクスプレス予約では多少面倒な場面があります。
エクスプレス予約を利用するときには、在来線への乗り継ぎ時には、必ず別途料金が発生しますので注意が必要です。