東京〜大阪間で新幹線格安チケットを使うと・・・

新幹線に格安に乗れる方法として、誰もが知っていて簡単に思いつくのが金券ショップで売っている格安チケット。
東京都内や大阪市内のほとんどの金券ショップでは、「新幹線格安チケット」を売っています。

 

東京〜大阪で使える新幹線格安チケットの種類としては、普通車指定席・グリーン車の2種類。
指定席のものが主流で、回数券をまとめて仕入れたものを1枚ずつにして売っています。
(東京〜新大阪間では自由席の回数券がないため、格安チケットの販売もありません。)

 

料金は売っている店によって若干の違いがあり、平均すると指定席で14,000円くらい。
通常料金14,720円と比べると、片道700円くらい安いです。

 

誰もが簡単に買えて、すぐ使える新幹線格安チケットですが、安いだけあって制限もあるので、先にご紹介しましょう。

 

格安チケットの制限とは?

新幹線格安チケットを使う上で、いくつか先に知っておいた方がいいことがあります。
購入をお考えの方は、これを把握してから購入されることをおすすめします。

■有効期間
もともとが回数券なので、有効期間も回数券と同じく販売されてから3ヶ月。
期限を過ぎたチケットは使用することができませんので、乗車する日が期間内に入っていることを確認してから購入しましょう。

 

■使えない期間
年末年始・ゴールデンウィーク・お盆休みの前後は使えませんので、乗車日を確認の上購入しましょう。

 

■途中下車不可・変更不可
途中下車も区間の変更もできませんので、利用区間が確定してから購入しましょう。
(途中で下車する場合、その先の区間の分は無効になります。)

 

■割引の併用なし
学割・乗継割引などとの併用ができませんので、他の割引を使う方はどちらがお得か調べてから購入する必要があります。学生の場合、学割で「のぞみ」指定席に乗ると12,930円なので、新幹線格安チケットよりは学割を利用した方が安いです。

このようにいくつかの制限はありますが、通常のきっぷより安いことには変わりありません。
しかし、使うケースによっては損することも・・・。

 

では、新幹線格安チケットはどんなケースで使うとお得で、どんなケースで使うと損なのかご紹介しましょう。

東京〜大阪で新幹線格安チケットを使って得するケース&損するケース

東京〜大阪間で新幹線格安チケットを使って、お得なケースとそうでないケースがあります。
順にご紹介していきましょう。

 

お得なケース

◎当日・前日・2日前に購入する場合
◎日帰りの場合
◎片道しか利用しない場合
◎往復の新幹線乗車区間が違う場合

 

以上のような場合、乗車する列車が「のぞみ」「ひかり」であればエクスプレスカード会員でない限り、東京〜大阪間では新幹線格安チケットを使うとお得です。
(ただし、新幹線格安チケット=回数券が使えない期間でないことが条件です。)

 

損するケース

■他の割引の方が安い場合
例えば、東京〜大阪間で学割を使うと「のぞみ」指定席は12,700円なので、格安チケットより安いです。
エクスプレス予約を利用できる方は、エクスプレス予約(13,370円)の方が安いです。
他の安い割引きっぷを購入できる場合は、格安チケットを使うと損します。

 

■3日以上前に予約する場合
2人以上で土日祝日ならエクスプレス予約で3日以上前に「早特」で予約すると、格安チケットより安いです。
また、宿泊する方は、新幹線宿泊パックを使った方がずっと安いです。

 

■宿泊する場合
宿泊する方は、新幹線格安チケットを使うより新幹線宿泊パックを使った方が断然安いです。
参考⇒新幹線で東京〜大阪を格安に往復する方法5つ

 

格安チケットで安くなるのは往復1,500円程度ですが、新幹線宿泊パックで安くなるのは9,000円
その差は圧倒的なので、往復&宿泊する場合は新幹線宿泊パックを先に探しましょう。

 

 

このように、新幹線格安チケットは使った方が得な場合と損な場合があります。
特に、損するケースに該当する方は、他の方法が使えるかどうか確認してから新幹線格安チケットの利用を考えましょう。

 

 

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